研究室紹介森下研究室Laboratory
教員紹介
森下 達哉T.Morishita
身分: 教授
専門分野:機械力学,騒音制御
研究テーマ
- 騒音制御(パッシブ・アクティブ)に関する研究
- 音響・振動の数値シミュレーション
研究内容
たとえば、自動車の場合にはエンジンの動作によって音が発生します。鉄道車両では電気式であればモータの動作のために音が発生します。また自動車や鉄道車両の走行時にはタイヤと路面、車輪とレールとの接触のために音が発生します。他の機械と同様に自動車や鉄道車両の動作時にはなんらかの音が発生します。
当研究室では、以上のような自動車や鉄道車両をはじめとする機械の動作によって発生する音の制御や利用法について研究し、自動車や鉄道車両の高度化を支えつつ、多くの人が快適にすごせる環境を構築することを目指しています。
- 騒音制御に関する研究
自動車や鉄道車両の動作によって発生する音のうち必要とされない部分が騒音と
なります。騒音にさらされる人達が快適に過ごせるように騒音の大きさを適切な
レベルにする方法[パッシブデバイス(サイレンサー、防音壁、吸音性材料な
ど)の性能改善、アクティブコントロールシステムの開発など]について研究を
行っています。 - 音響・振動の数値シミュレーション
音がどのように発生して、どのような空間をどのように伝わっていくのかを知っ
ていれば、効率良く音を制御したり利用したりすることができます。発生源を含
めた音のふるまいを知るための方法のひとつとして数値シミュレーションがあり
ます。当研究室では、音響系と振動系とを統合させた数値シミュレーションの研
究を行っています。
ダクト騒音のアクティブコントロール実験装置
防音壁の音響特性シミュレーション例
研究室HPアドレス(個人サイト)
http://www.ed.u-tokai.ac.jp/morisita/
担当授業
機械力学(学部),機械音響学特論(大学院)
所属学会
日本機械学会,日本音響学会,日本騒音制御工学会,可視化情報学
会,アメリカ音響学会
主な論文
- K. Negishi and T. Morishita, "Transmission Loss Characteristics of Sound Absorption Material with Attached Elastic Plate", Proceedings of International Workshop on Environment & Engineering (2014)
- 金田遼平,森下達哉,“エンクロージャ内に設置した平板の振動によって生成される音場特性のFDTD法を用いた解析”,日本機械学会論文集(B 編),78 巻 789号, pp.959-963(2012)
- T. Morishita,"Active Feedback Control of Acoustic Modes in an EnclosedSound Field", Journal of Environment and Engineering, Vol. 5, No. 2,pp.320-329(2010).
メールアドレス
tm★tokai.ac.jp
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