運動座標法に関する研究
1.運動座標法とは?
運動する物体周りの非定常流の数値計算
通常:
初期の運動座標法では、それぞれの格子領域に対する運動座標系は、慣性系に対し並進加速度のみを有しており、
・物体が移動
・それに伴い,格子を移動・変形させる
運動座標法:
倉らにより提案された運動座標法では、座標系を個々の運動物体に付着させる
・それぞれの運動座標系から見ると物体は静止
⇒ 長所:物体まわりの境界条件は物体静止時と同じ(簡単化)
・格子も静止したまま
⇒ 長所:物体移動に伴う格子形成不要(誤差がなくなる)
・支配方程式に生成項が付加される(短所)
長時間・長距離移動の際に,長所の効果は顕著となると考えられる
後に並進加速度と回転速度を有するよう拡張された。
この一般化により、任意の運動を行う物体まわりの流れ場を運動座標法を用いて数値的に解くことが可能になる。