研究内容

トラクション変速機を用いたモータ4WDシステム
 超高回転小型モータと,かみ合い振動がなく高回転を得意とするトラクションドライブ変速機を組み合わせた超小型電動四輪駆動ユニットを開発し,既存の車両からの変更を最小限に抑え,低コストかつ容易にハイブリッド四輪駆動化できるシステムを実現します.本研究室ではトラクション変速機の機構開発とトラクション特性の向上,システムのエネルギマネジメントの最適化に取り組んでいます.

CVTの摩擦特性解析と摩擦係数向上
 ベルト/チェーンとプーリの接触部挙動を再現した摩擦試験機を用いて,摩擦特性の解析と摩擦係数の向上に取り組んでいます.さらにドライ化による飛躍的な摩擦係数の向上にも取り組んでいます.

ゴムローラ フリクションドライブ機構
 電動自転車を駆動するゴムローラ機構を開発しています.伝達トルクに比例した押付け力を発生するオリジナルのカム機構を用いて,高効率と大トルク容量を実現します.潤滑が不要で構造が簡単なゴムローラは様々な用途への応用が期待されます.

新機構クラッチ
 回転差があっても接続可能であり, かつ切断時は引きずり損失の無い,摩擦クラッチとかみ合いクラッチの長所を兼ね備えた新しい機構のクラッチを開発しています.

工具のトライボロジー特性解析
 塑性加工工具の摩擦低減に取り組んでいます.